再び響きへ / SEED 03 Growing
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文字は、最初のAIだったのか?

人間の記憶と思考を身体の外へ保存した文字を、最初期の外部知性として捉え直す。

人間は長い間、
記憶を身体の中に持っていました。

物語を覚え、
歌を覚え、
知識を語り継いできました。

そこに「文字」が現れます。

文字によって人間は、
自分の記憶を身体の外へ置くことができるようになりました。

自分がいなくなった後にも、
言葉を残せる。

遠く離れた人にも、
考えを届けられる。

何百年前の人間の思考さえ、
未来へ渡せる。

これは考えてみれば、
とても不思議な技術です。

人間の記憶や思考の一部を、
外部へ保存する装置。

その意味では文字は、

「人間の知性を拡張した最初期の人工的な知能装置」

と見ることもできます。

そして文字が増え、
本が生まれ、
図書館が生まれ、
インターネットが生まれました。

その膨大な文字を学習することで、
現在のAIが生まれています。

だから、

音 → 言葉 → 文字 → AI

という流れは、
突然生まれたものではありません。

AIは、人類が長い時間をかけて外部化してきた知性の延長線上にいる。

そう考えることもできます。

SEED

もし文字が人類最初の「外部知性」だったとしたら、
AIはその巨大な続きを生きているのかもしれない。